心のしくみを探る―ユング心理学入門〈2〉
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人気ランキング : 41,314位
定価 : ¥ 693
販売元 : PHP研究所
発売日 : 2000-12 |
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ユング心理学入門 −基礎編− |
この本は「ユング心理学入門シリーズ」全3巻のうちの第2巻で、ユング心理学の基礎的な概念について、分かり易く解説されている。
世の中に出ているユング心理学について書かれた本の多くは、無意識の探究やシンボルの意味の解説に偏りがちだが、
著者の立場は、意識と無意識の関係に注目するところにこそユング心理学の真髄があるとする。
膨大な翻訳に取り組まれた著者ならではの、従来の入門書にない工夫が凝らされており理解が深まる。
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分かりやすいユング入門 |
この本は、ユング心理学入門の3部作のうち、中間の第2部にあたるのだそうです。ここでは、ユング心理学の基本的な概念が丁寧に説明されています。感心したのは、一つ一つの説明が、私達が実体験に照らし合わせて理解できるように、身近な例を用いてなされていることです。教科書的な入門書では、専門的な用語で説明されるだけで、現実における意味についてはよく分からないまま終わりがちであるのと比較して、大変分かりやすく、勉強になったと思います。
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ユング理論を本当の意味で正しく説明した初めての書 |
ユング研究の日本での第一人者林道義氏の長年の研究成果が見事に集約された秀作の第二弾。「中高生にも理解できる」を目標に著されただけあって理論明晰かつ平易。ところが内容レベルは決して低くなく、もしろ高い。 入門者には、もちろんお薦めできる、のみならず上級者、専門家にさえお薦めできる。 特にタイプ論の部分は、血液型などと同列の「単なる性格タイプ分け」程度にしか説明出来ていなかった過去の数々の書とは違って、タイプ論という捉え方がどうして意義があるのか、タイプ論で捉えてみると何が見えてくるのか、などが明確に示されてあり、これまでのユングに対する誤解、誤彪の原因はユング自身にあるのではなく、ユングをちゃんと理解していない日本人著者各位、またその説明の未熟さ、稚拙さによったのだと、林氏の各書を読んでみると思い知らされる。 ユングは難しくないとは言わないが、少なくとも林氏のこのシリーズ3冊を読めば理解可能なものである事は分かる筈である。