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ソウ完全解読

 

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■2  映画の文法 
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 今号から、細かい謎解きに入っていく。
 しかし、その前に映画の文法について、少し学んでおこう。
 映画とは映像言語である。我々の日常言語とは、多少異なる。
 
 例えば画面が暗転する。時間が前に戻って、昔の出来事が紹介される。
 先日見た「ザ・グラッジ」(「呪怨」アメリカ版)では、何度も使われていた。
 画面に、何年何月とか出てないぞ!! と文句は言えない。
 「暗転=回想導入」というのは、映画の文法である。

 それを無視すると、映画がよくわからなくなる。
 だから、映画を見るとき、解釈する時は、映画の文法に従って見なくてはいけない。

 映画作家が映画の文法にのっとって映画を作っている以上、観客もそれにのっとって映画を見るべきである。
 そうでないと、自分勝手な間違った解釈に陥る。
 
 とはいえ、「映画の文法」をうまくきちんとまとまめられた本というのは、ほとんど
出ていない。映画ファンが経験則として知っているだけなので、映画初心者はそんな文法など知らずに、路頭に迷うのだ。

 今回、「ソウ」の解釈で不可欠な、いくつかの文法、解釈方法を紹介しょう。
 これを基本にして見返せば、「ソウ」の大部分はスッキリと理解できるはずである。

 

まとめて読みたい方は、読みやすいPDF版
「ソウ完全解読」をこちらからダウンロードしてください。


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