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ソウ完全解読

 

■ 映画の解釈法1 常識で判断するな 劇中描写で判断しろ
  
  「明確なセリフ、映像>映像>常識」の法則。

<1> 第一級証拠

 例えば、冒頭にゴードンは言う「私は医者だ」。
 こうしたセリフによる直接の説明がある以上、それは決定的な映画的事実と考えられる。


 明確な映像というのは、例えばアダムを雇っていた男。
 カメラはハッキリと映して出す。タップ(ダニー・グローバー)の姿を。
 この映像にはセリフはない。しかし観客は判断する。
 「アダムを雇っていたのは、タップだった」と。

 これに関して、「これはタップの双子の弟である」とか「首を切られた別の黒人の男である」という解釈は、ナンセンスである。
 そんなことを言い出したらキリがないのだ。
 映画的には、「アダムを雇っていたのは、タップだった」と説明したと理解すべき
である。
 
 こうした、明確な映画的説明は、映画の議論の場合には第一級証拠となる。
 裁判で言えば、物的証拠である。

 

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