アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉
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人気ランキング : 9,699位位
定価 : ¥ 1,680
販売元 : 徳間書店
発売日 : 1997-08 |
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前作よりおもしろいかも |
おもしろかったです。
物語の最後にアブダラがハウルが怒らない理由について
語るところに到って、物語の全てが昇華して清冽な輝きが
現れたと思った私はのめり込み過ぎでしょうか。
後で著者の公式ファンサイト(Diana Wynne Jones Official Website)の
HEROについての著者自身の文章を読んで
著者はこの本で彼女の作ったハウルというHERO像を書きたかったのでは
ないかと、ストーリー重視とはありましたが思いました。
思えばアブダラには苦労の割に不思議とagonyがないです。
彼がHEROに対しての読者というか一般人代表という役回りの為に
著者が意図的に設定したものでしょう。
そして読者はアブダラと一緒に彼の冒険をたどっていく事で最後に
HEROであるハウルがHEROであるが故に抱え込まなくてはならなかった
重荷、agonyをアブダラと一緒に垣間見た時に浮かび上がるハウル像
は、ハウルの現代的さ、軽薄さと相まって不思議な魅力を放ちます。
こういう設定は決して新しいものではないですが、
アブダラの話はそれ単品でも十分おもしろく
話の為の話という無理は全くありません。
特に「お気に入りの靴の話」から始まるアブダラを襲うとどめの一撃は
しっかり張られた伏線によって、もうお腹が痛くなるほど笑えました。
登場人物も皆魅力的で一冊で何度も美味しいです。
この本をヤングアダルトだけに独占させるのは惜しい!
是非お読みください。
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読んでいて、「おもしろい!」と思わず言ってしまいました |
ハウルやソフィーの活躍を楽しみにしている人には、ちょっと
もの足りないかもしれません。
私もハウルやソフィーはいつ出てくるのか、最初はそんなことを
気にしながらじれったい思いで読んでいたのですが、いつのまにか
それを忘れて夢中で読んでいました。
各所にちりばめられた謎がかっちり合っていく様は前作より緻密で、
登場人物の国民性や習慣の違いも楽しめました。
ただ、ソフィーがもう少しかわいげがあればなぁ・・・。
気が強くてもいいけど、かわいいとこも表現してほしかったです。
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逆で読めたら |
確かに最後の驚きと話の構成はさすが、と言ったところ。
でもやはり1巻に比べるとどうも・・・・という感じもする。
題名にハウルとついている位なので、「いつでてくるんだろう」と楽しみにしていたのだが、もう少し出番を増やしてほしかった。
1巻を読んでファンになって、2巻を読んで「あれ?」と思った方も多いとと思う。
しかし内容的にはお薦めの一冊。
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面白いよ〜♪ |
ハウルの動く城2 今回主人公は 空想癖、夢見がちな絨毯商人 アブダラ 妙な男から 魔法の絨毯を手に入れて・・・ その魔法の絨毯に乗り まるで夢と見間違うくらい美しい娘と出会う その娘の名は、<夜咲花>
アブダラと<夜咲花>は恋におちます。 ・・ですが
<夜咲花>のお家の事情で 二人は悩んだ末 駆け落ちすることに!
ところが魔神(ジン)に<夜咲花>をさらわれてしまい・・・
アブダラは決心します!!
<夜咲花>を助けに行くと
そんな中で、で会った 個性あふれる人達・・猫親子・・
前途多難な アブダラ・・・
ようやく インガリーの都まで辿り着いたわいいが
力を借りようとした ハウルは、なんと行方不明に・・・
アブダラとソフィーは、魔法の絨毯に乗り
<夜咲花>を助けに行くのだが・・・
ソフィーは ハウルを捜すことはできるのか・・・
今回は ハウルの姉妹編と言うことで、ハウルもソフィーも脇役ですね
けれど私自身この作品は とっても面白かったと思います。
国の文化の違いとか、なるほどな〜と いろんな意味で・・v
又 ハウル、ソフィー ファンにとっては
相変わらず ソフィーは健在で 更にパワーアップしたかも・・
前作同様ソフィーのパワーは読みてにも 伝わってきますv
行方不明のハウルはどこ?って言う気持ちで読むのも実に楽しいと思いますよ!
ちなみに私は「やられた!!・・・」と頭が下がりました。
・・・読みが甘かった・・・
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主人公は違いますが、確かに続編です |
1作目と異なり、主人公は絨毯売りのアブダラという空想好きの若者に
なり、アラビアンナイトな世界が描かれています。
お姫様に恋する、元気はあるけど権力のない男や、空飛ぶ絨毯
魔法の瓶・・・・どこかで馴染みの設定から繰り広げられる
不思議な話です。
「なんだ、よくある話か〜?!」と途中であきたり、また
「ハウル達がぜんぜん出てこない!!」と読むの止めてしまっては
いけませんよ。実は、ジンニーの瓶や空飛ぶ絨毯は、クライマックスへの
重大な鍵になるんです。予想以上の展開にきっとびっくりされるでしょう。
正直、私自身、映画「ハウルの動く城」を気に入って、1作目とこの本書を
読みました。そのため、ハウル達が微塵も出てこないから、がっかりも
しました・・・。
でも、どんどんおもしろくなり、最後まで一気に読んでしまいました。
そして、確かにこれは「動く城」の続編と
確信しましたし、、1作目以上に予想できない展開にどきどきしました。
私自身一気に3度も読み返してしまいましたから。ソフィー達のその後が
描いてあるんですよ。ちゃんとでてきます。
ネタバレになるので、詳しくは書けませんが・・・・。
1作目と同じく、映画のイメージをそのまま当てはめてお読みになると
がっかりされるかもしれませんので、純粋に児童文学としてお読みに
なっていただきたいです。