宮崎駿とジブリの世界

紅の豚

人気ランキング ： 339位位 定価 ： ￥ 4,935 販売元 ： ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 発売日 ： 2002-03-29

宮崎アニメの最高傑作！

アドリア海で繰り広げられる男達の戦い･･･。このアニメにはいたるところに男のロマンともいうべき描写がある。その世界観を構築しているのには声優人の活躍が大きい。主人公であるポルコ･ロッソ役の森山周一郎、カーチス役の山寺宏一、またジーナ役の加藤登紀子も然り。アニメでは声優人の出来不出来で作品の価値ががらっと変わってしまう。しかし、このアニメではいわずもがなである。
また宮崎アニメの魅力はストーリーや音楽もさることながら、細部にまでこだわった映像にある。特に色使いにはこだわりを感じる。陽光に映える飛空挺の『紅』は、一度観たら脳裏に焼きついて離れないのではないだろうか。

英語字幕ーめちゃくちゃ

昨日、紅の豚をプレゼントされましたが英語字幕を楽しもうとしましたが、音声と字幕が全然違うというか、こんなひどい音声と字幕の差は初めてです。
フランス語はザン・ルーノさんの吹き替えで良いけど、まあ。フランス語があんまり分からなくてどうかわからんけど、
とにかく、英語の字幕はひどいものでした、DVDを英語の勉強に使う人も多いですのでこれから正確な英語字幕がほしいですね。
ほんとに失望。宮崎監督は知っているのか。

不意打ち

上映中に１度見た後、知人の「紅の豚が一番好き」の言葉につられて、
１０年ぶりに２回目を見て、やられました。そして知人の言葉にうなずけました。
（私自身はラピュタ派ですが）
何よりも、宮崎アニメの中では小作だろうと油断していたせいで、
改めて宮崎駿監督の映画作りの姿勢がびしびし伝わってきて。
エンタティンメントという単語では受け狙いみたいで言葉が軽い気がする・・・
そんなんじゃなく、どこまでもひたすらに丁寧に温かく作られていて、
何か、すっごく観る人のことを考えているという感じ（楽しませることも含めて）、
その、とてつもない優しさに圧倒されました。
（押井守や大友克弘のファン数が伸び悩むのはこういうところの差なのだと思う。ていうか、
この面で宮崎駿監督がすごいからこその宮崎作品のファンの広がりだろうと）
これから映画を作りたいと思っている人は、
宮崎駿を超えようと思うなら、ジャンルはどうあれ、
これ以上の丁寧さと愛情の豊かさが要求されます。

飛ばない豚は　ただの豚だ

・楽しくて明るく、肩の力を抜いて見ることができます。
風景と人物が美しく、挿入歌も映画の雰囲気を優しく包みます。
・深刻で重いメッセージを前面に打ち出した作品が
高い評価を受ける風潮がありますが、このような
明るいイメージの中に深いメッセージを含んだもの
こそジブリ・アニメの真骨頂として評価されてもいいの
ではと思います。

ジブリで1番！！

この映画はたぶんジブリ作品の中で最も賛否両論が激しいと思うけど、俺の中ではジブリで1番好きな映画です。キャッチコピーが“かっこいいとはこういうことさ”だったと思うけど、豚がほんまにかっこよく見えるし、あんなにもてるのもなぜかなっとくがいきます。たぶんこの映画が好きな人は男性のほうが多いんじゃないかと思います。