宮崎駿とジブリの世界

お母さんの写真

人気ランキング ： 17,085位位 定価 ： ￥ 3,000 販売元 ： 東芝EMI 発売日 ： 2003-07-30

古き良き日本の懐かしさ１００％CD

あの宮崎駿監督が「大人が作った、大人が口ずさめる日本の歌」をコンセプトに初プロデュースしたCDです。アルバムタイトルでもある「お母さんの写真」の他、心あたたまる、古き良き日本をイメージさせる大切な宝物のような歌がぎっしり詰まったCDです。某カレーのCMで流れているので、聞き慣れている方も多いはずです。
さすが宮崎駿さんのプロデュースです。これでもかというくらいな作詞・作曲陣です。宮崎作品には欠かせない久石譲、コピーライターでもあり作詞家でもある糸井重里、「いつも何度でも」でおなじみの詩朗読家の覚和歌子、温かい曲に独自のスパイスを入れ込む矢野顕子、日本の心を知っているBOOMの宮沢和史といった豪華なメンバーです。昭和30年代を彷彿させるCDに上条恒彦さんの温かい独特マイルドなボーカルがとても合っています。ほとんどの人が上条さんが元六銭文というバンドのボーカリストだったことは知らないのでしょうね。宮崎さんの映画にも出演しているだけあって、宮崎駿さんとの息もぴったりあっているように思います。心温まる癒し系要素十分のCDです。今、昔の音楽の良さが見直されている時。新たなオリジナル曲の中に、そんな昔の音楽だけでなく時代の良さが詰まっているCDです。もちろんジャケットは宮崎駿監督の書下ろしです。

まずは口笛で。そして一緒に口ずさみたい唄たちです

宮崎監督が声をかけて始まったプロジェクト。「大人の男が歌える唄をつくろうよ。」
宮崎さんと比べるとボクは一世代若くなるのですが、とても心が澄んでいく、ゆるやかになっていく作品です。豊かな思いにあふれていきます。
郷愁だったり、慕情だったり、とても情景豊かな作品が続きます。
少年として、青年として、オヤジだったり、そして風景の中に吸い込まれている一人の人として唄が描かれています。
いつのまにか口笛がなります。
一緒に口ずさみたい唄たちです。
「椅子」そしてタイトル曲の「お母さんの写真」いいですね。
「おやより　さきに　しんでは　いかん」
一人の男の子の父親として切に願います。
と、同時に父と母を看取るんだぞ、なんて力んだりします。

力強い「優しい」うた

おとなの男の聴く歌、おとなの男の歌う歌を目指して、上條恒彦さんが作った素敵なアルバムです。すでに CM で耳にしている方も多いかと思いますが、昭和の良き時代の郷愁を思い起こさせる、力強く素朴なのだけれど、とても優しい歌がつまっています。
糸井重里さん総合プロデュースで、宮崎駿監督も強力に応援、矢野顕子さんや宮沢和史さんも参加して、ぜひじっくり聴いてほしいアルバムです。