イメージ交響組曲 ハウルの動く城
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人気ランキング : 4,379位位
定価 : ¥ 3,000
販売元 : 徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日 : 2004-01-21 |
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読書のおとも |
『ハウル』のイメージアルバムという事なので,この曲はここのシーンのかなぁ・・。というように想像しながら聞いています。
全くの正統派の交響曲というのが,ブリティッシュさ漂う物語に合っています。3曲目の「ソフィーの明日」なんかは,呪いをかけられつつも頑張ろうとするソフィーのイメージによく合った,清々しい1曲です。
ハウルとソフィーの恋模様にとても合うものもあって,早く映画が見たいと
欲望を掻き立てられます。ちょっと雰囲気に紅の豚っぽい感じを受けました。
ブックレットにハウルとカルシファー,ディスクにソフィーのイラストが入ってます。宮崎監督の絵だと思われます。まだキャラクターに関しては公開されていないので,貴重ですよね。
ヘッドホンで聞くと,より,鳥肌が立ったり・・。
とにかく映画公開までは,これと原作で凌ぐしかないです。
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☆★ハウルの世界〜久石氏と宮崎監督〜★☆ |
【イメージ交響組曲】と【サウンドトラック】の両方を購入しましたが、どちらもそれぞれに素敵なアルバムとなって仕上がっていました。
【イメージ交響曲】は本編の音楽製作前の段階で、宮崎監督の作品に対するイメージ詩やキャラクター設定、作品への想いを綴った手紙などから久石氏が作ったデモテープ的なアルバムで、宮崎監督はその曲を聴きながら【ハウル〜】の世界のイメージを膨らませ製作をするのだと聞いていたので、とても興味深い作品でもありました。
非日常的である世界をじっくりと味わうことの出来る久石氏の音楽の世界は本当に素晴らしく、【サウンドトラック】とはまた違った味わいでお勧めです。
そして、【サウンドトラック】は聴いていると、映画のワンシーン・ワンシーンが曲ごとに思い起こされ、聴きながらワクワクドキドキとハウルとソフィと一緒に心の旅が出来る〜名場面でのあの曲この曲がギッシリと詰まった作品に仕上がっています。
メインテーマの【人生のメリーゴーランド】は【イメージ交響曲】の方には残念ながら収録されていなかったのですが、本確定に音楽製作をする段階で作り上げられた、言わば“映像”となった【ハウル〜】から生み出された音楽だったのでしょうね。そう考えると、全編に渡り、様々なアレンジで流れるこの曲は、宮崎監督と久石氏のタッグであったからこそ生み出された秀作なのだと感じられました。
音楽CDとしてじっくりと(チェコフィルを)体感したい方にお勧めです。
映画を観て、あの感動を音楽で〜と、思われる方には今ひとつな感じに受け取れるでしょう(この場合やはり【サウンドトラック】をお勧め致します。)が、味わい深いアルバムである事に変わりはありません。
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贅沢な演奏。 |
イメージアルバムでチェコフィルなんて・・・。クラシック&久石氏のファンとしては夢のようです!もっとも「交響組曲もののけ姫」もチェコフィルによる演奏だったわけですが、本編の曲がまずあってそれをフルオーケストラにしたものなので、初めにもってきた今回とは根本的に意味が違っています。
聞いた印象としては、本編公開前にこんな期待させていいのだろうか!?と言えるぐらいスケールの大きい音楽で、西洋の童話な雰囲気が美しく描かれています。使われている楽器も妥協なしの“フル”オーケストラで、弦・木管・金管・打楽器くまなく組み込まれてい、本当によくできている。原作も読んだことのない自分なので、登場人物や情景が音楽と合っているかどうかというのは言えませんが、映画を観ていてこんな音楽が流れていたら確実に感動するなぁというのはわかります。
本編を観る前に聞いてハウルの世界を楽しむのもいいし、ただ単に聞くだけでもいい。どんな楽しみ方でもいいからたくさんの方に聞いてほしい。それが率直な感想です。星5つしかつけようなし!!
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完成度の高いイメージアルバム |
映画本編の今回が秋に延びてしまったことは非常に残念ですが、ともかくも手元に届いた「ハウルの動く城」イメージアルバム。期待以上の仕上がりで、ますます映像が待ち遠しくなるばかりです。
久石さんご自身がライナーノーツの中で語っているように、サウンドトラックは、どうしても本編映像に縛られること多く、また、カットに合わせた曲は短くなりがちです。その点、映画で使われる音楽をある程度想定しつつも、自由に発想された音楽は、質、量とも、独立した楽曲として聴いてもよい完成度になっています。
今回、はじめて「イメージ交響組曲」というタイトルを使ったように、これまでのイメージアルバムとは趣向を変えてフル・オーケストラ、しかも名門チェコ・フィルによるオーケストラで演奏された楽曲は、どれも深く広がりのあるものばかり。その点、古くは「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」、最近では「もののけ姫」と、久石さんご自身によるオーケストレーションに魅了されてきたファンにとっては、嬉しい限りでしょう(関係ないですが、あれほどたくさん美しい曲があった「千と千尋の神隠し」では、どうして「シンフォニー編」が創られなかったのかと、今でも不思議に思っています)。
宮崎駿監督は、これを聴きながらさらにイメージを膨らませ制作を進めているそうです。あくまでもイメージアルバムですから、サウンドトラックではまた異なった音楽に変容するかもしれませんが、単体でも十分聞き応えのあるアルバムです。ジブリのファンの方、久石譲さんの方、その他大勢すべての方にお勧めできるアルバムです。
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さすがのチェコフィルの華やかさ! |
映画を観た後に、サウンドトラックと、このイメージ交響組曲を
聴きました。映画のBGMらしく、さらりと聴きやすく映画のイメージどおり
なのは、もちろんサウンドトラックの方なのですが、
こちらのアルバムは、ハウルの映画完成前に久石さんが、音楽だけで
作り上げたハウルの世界観というだけあり、大変聴き応えのある一枚です。
ハウルの音楽で人気のある曲の一つに「陽気な軽騎兵」がありますが
もちろんこちらの交響組曲にもはいっています。(曲名が違います)
でも、トランペットなど金管楽器の音の華やかさ、音楽の重厚さにおいては
断然交響組曲がおすすめです。
全曲にわたり、音楽に厚みと華やかさがあり、とても聴き応えあります。
ハウルの・・・・だけじゃなく、日ごろクラッシック音楽が好きな人にも
お勧めしたい一枚です。