となりの山田くん (1)
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人気ランキング : 163,213位位
定価 : ¥ 525
販売元 : 東京創元社
発売日 : 2002-06 |
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「ののちゃん」との違いがわかる本 |
山田一家以外のキャラクター設定が「ののちゃん」とかなり違っていますので、そのあたり気を付けて読んでみれば2倍笑えると思います。
「ののちゃん」では体育の先生になっている「タブチくん」は売れない小説家コースケさんで登場し、どういう訳かお嫁さんの名前はミヨ子じゃなく「ユリ」です。この「ユリ」さんはポチの天敵サッちゃんのお母さんのようです。美術の先生「ヤスダくん」は不動産屋だったり寿司屋だったり神出鬼没のキャラクターで活躍しています。
他にもいろいろなキャラクターが時空を超えて出てきます。さりげなく登場していることもあるのでお見逃し無きよう。
1巻には映画「ホーホケキョ・・・・・」で使われたエピソードが4コママンガでかなり出てきます。映画を見た方は思い出して見るのも一興でしょう。映画の中ではふくらませすぎて失敗しているギャグも有ったということが、原作4コマを見るとよくわかりますよ。「暴走族とおばあさん」などその典型でしょうね。
でも山田一家はずっと変わりませんね。ポチやおばあさんの顔が少し変わったくらいでしょうか。特にまつ子さんのキャラクターは一貫して同じリアクションを保っていて、とても感心致します。
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当時タブチくんは親戚のコースケさん |
「ののちゃん」では体育のタブチ先生、美術のヤスダ先生でおなじみだったのですっかり忘れていたのですが、タブチくんは「となりの山田くん(1)」の中では「親戚のコースケさん」で登場しております。奥さんも一緒に良く出て来ますし、山田家でたかし父さんと将棋をしていたり、けっこう交流の有る家族として描かれています。
おそらくポチの天敵「サッちゃん」はこの夫婦の娘という設定になっているようですので、そうなると「親戚のコースケさん」はたかし父さんの兄よしおさんの息子さん?でしょうか?それとも妻の「ユリ」さんが娘?でも何でミヨ子で無く「ユリ」なんでしょうね?
登場人物の性格も最近の「ののちゃん」では若干変わって来ている感じで、リアクションの違いからちょっと違和感を感じる部分も有りますが、その辺はご愛敬ということですね。但しまつ子さんは不変ですが。
よく見るといろんな人が登場しています。ミヤザワさん、カイフさん、バイトくん時代の3バカ、ノンキャリウーマン三宅さん、etc。
おばあさんの顔が少し幅広く描いてあったり、ポチの顔が今とはちょっと違ったりして、何とも面白いですよ。今読み直してみるとさすがに歴史を感じますね。
で、これから全巻揃えようと思っております。